「歴史が嫌い!」そのわけ!学んだ方がいい理由と克服法とは?




受験科目の中に「日本史」や「世界史」があります。
好んで日本史や世界史を選択し受験科目にする学生がいる一方で、全く歴史に興味がない学生もいます。

学生の中には歴史が嫌いな人が確実に存在します。

英語や数学が「好き」「嫌い」で語られる事は少なく、ほとんどの場合「得意」「苦手」で語られます。
なぜ歴史は苦手ではなく、嫌いといわれてしまうのでしょうか。
歴史が嫌いな人達の理由はどのようなものでしょうか。

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歴史が嫌いな理由

歴史に興味がない

まず「歴史に興味がない」という人がいます。
自分は現在の世の中に生きているのだから、過去の事に興味がない、また興味が持てないという人がいます。

例えば時代劇を見ても、「変な髪型」「変な服装」と思うだけでそれ以上興味を持つ事がありません。
むしろ自分の価値観とは違う人々に「嫌悪感」を持つ人も少なくありません。

歴史に興味を持ち、歴史が好きになる人の場合でも、最初に江戸時代の人々の髪型を見た時は「変な髪型」と思うでしょう。

しかしその直後に「なぜこんな髪型をしてるんだろう?」と疑問が生まれます。

そしてその理由を知るために、本を読んだりネットで情報を調べたりして、徐々に歴史に詳しくなっていきます。
歴史が嫌いな人は嫌悪感を抱くだけで、それ以上の興味を持とうとしない傾向があります。

丸暗記になる

また歴史は勉強の仕方が分からないので、「丸暗記」に頼りがちだという事があります。
丸暗記は作業として大変ですので、歴史の勉強が嫌いになっても仕方がありません。

歴史の勉強が嫌いだから、歴史が嫌いになるという悪循環もあります。
歴史に興味があり、基本の時間軸や日本や世界の年表が頭の中に入っている人なら、丸暗記の作業は少なく済みます。
さらに本やドラマで知っている知識が多いため、丸暗記よりも確認の作業の方が多くなっていきます。

また「漢字が読めない」という人も多いです。

例えば「墾田永年私財法(こんでんえいねんしざいほう)」など、見ただけで覚える気になれないような言葉も登場します。
しかし歴史に興味を持ち、墾田永年私財法について「どのような法律なのか?」「時代背景はどうか?」などに興味を持てば、漢字に意味がある事が分かり覚えやすくなります。

歴史に興味がなく、年号と法律名を丸暗記しようと思うと、作業が辛くなります。
ますます歴史が嫌いになる人もいるでしょう。

歴史を学ぶメリット

過去の出来事から教訓を学べる

歴史を嫌いな人は、苦労して漢字だらけの単語を覚えてまで歴史を学ばなくてもいいと思うかもしれません。
しかし歴史を学ぶ事には意味があります。
まず「過去の出来事から教訓を学ぶ」事ができます。
例えば第二次世界大戦について学び、「戦争のひどさ」を知る事ができれば、「自分たちは戦争をしないようにしよう」と思う事ができるでしょう。

先人たちの歴史を知り、「同じ失敗を繰り返さない」と思えるようになります。

また「目標になるロールモデルがみつかる」という利点もあります。
例えば戦国時代は様々な登場人物が活躍します。
貧しい出自ながら天下人まで駆け上がった「豊臣秀吉」や、江戸時代の基礎を作り太平の世を切り開いた「徳川家康」などのスターがいます。
例えば自分が経済的に恵まれていない家に生まれたとしても、豊臣秀吉の活躍を知る事で、「自分も同じようになれるかもしれない」と目標や夢を持つ事ができます。

徳川家康のように我慢強くチャンスが訪れるまで待って、最終的に大きな成果を手に入れようと思う事ができるかもしれません。
尊敬できる人や、大好きな人を知る事ができるのは、人生にとって有意義な事です。

成功者の真似をすると成功しやすい

実際に歴史を知り、目標になる歴史上の人物を知る事で、自分の成功に役立つ情報を得ている人はたくさんいます。
どのような成功も、基本的に「誰かの物まね」から始まります。
一から自分で全ての事を思い描き、開発するよりも、先人の知恵を借りた方が早いし、失敗が少なくて済むからです。

日本の高度経済成長を進めてきた大企業の経営者たちも、戦国武将や世界の英雄たち、または学者や哲学者から様々な教訓を得ています。
例えば武田信玄の「人は城、人は石垣、人は堀」という言葉は、城というインフラよりも、人々を大切にする事の重要度を語っています。
会社でも同じことがいえるため、「大きな本社ビルを建てるよりも、従業員を大切にする事を大切にしよう」という教訓を得て大きな企業を築き上げた経営者もいます。
このように成功した人が座右の銘にしていたり大切にしている言葉の多くは、歴史上の人物が発言した言葉や、歴史上の出来事を要約した言葉です。

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歴史嫌いを克服

マンガを読みましょう

歴史嫌いを克服するためには、まず「歴史に興味を持つ」事が大切です。
そして歴史に興味を持つためには、歴史を身近な存在にする必要があります。
そのために「マンガを読む」ことをおすすめします。

小学生向けに作られた、歴史上の重要人物の活躍をまとめた、歴史マンガの全集を読む事をおすすめします。
さらに中高生や、大人向けに描かれている歴史上の登場人物が主役になったマンガもたくさんあります。
気に入ったマンガがあったら、そこを入り口にして歴史に興味を持ってほしいと思います。

例えば織田信長が主人公のマンガを読めば、戦国時代の基礎知識が頭に入ります。
その部下である豊臣秀吉や明智光秀の事、さらに敵対する戦国武将の上杉謙信や武田信玄の事も知る事ができます。
さらに戦国武将たちの子孫が、幕末の頃にどのような活躍をしたのか?などにも興味を持つ事ができるはずです。
マンガでなくても、ドラマや映画、youtubeで見る動画でも、歴史に興味を持てる入口になる物に接する事が大切です。

歴史が嫌いという人は、「歴史に興味が持てないのに勉強をしなくてはいけない」というノルマにより、さらに歴史が嫌いになるという悪循環が起こっています。
まずマンガでもドラマでもいいので歴史に興味を持てるような入口をみつけて、徐々に歴史を好きになって欲しいと思います。
そして人生に役立てられる教訓や、目標にできるロールモデルをみつけて欲しいと願います。

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