多くの人の場合、中学生になれば袖を通す事になる学生服。早い人なら小学生から着る事にになり、その後、高校卒業まで着続ける事になる長い付き合いの洋服となっています。
では、そんな、学生服。本当に必要なのでしょうか。そんな疑問を持ったことがある人も多いかと思います。
そんな人に今回は、学生服の必要性についてお話したいと思います。
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学生服の必要性
まず、人間は身なりを整える事で気持ちを引き締める効果を得る事ができるようになっています。その為、学生が身なりを整えるために学生服が必要となると言えるのです。
パジャマや部屋着から学生服に着替えるだけで学校モードのスイッチを切り替える事が可能です。普段着のままだとダラダラとした気持ちになりがちですが、学生服を着る事で、眠気も冷め、登校する効果も得る事が可能です。
子供や学生の場合、気持ちを切り替えると言う事は、大人よりも少し苦手な面があるかと思います。そう言った子供や学生でも学生服に着替える事で気持ちを切り替える事ができると言えるのです。
その他、学生服に着替える事で、その学校の規律を守り、学生生活を送ろうとする気持ちを持つ事ができます。特に私服だった小学校から学生服のある中学校に進学した際、「自分も中学生になったのか。」と気を引き締める気持ちが芽生えたのではないでしょうか。
今までとは違う新しい世界。新しい自分になる為にも、学生服の必要性はあると言えると思います。
学生服のメリット
学生服の場合、毎日、同じもので何だか堅苦しいと言う気持ちを持っている人も多いかと思います。
しかし、そんな学生服がある事で、学生は本当に助けられている事が多いと言えるのです。
例えば、朝の忙しい時間に毎日、洋服選びをする必要はありません。中学生以上になると思春期と言う事もあり、身に着けるものに注意が行きがちです。
その為、小学生のころのように「洋服は何でもいい!」と言うわけにはいきません。
その結果、毎日、何を着て行くのかと言うことを考えなければいけなくなってしまうのです。これは、本当に面倒なことです。
しかし、そんな面倒なことも学生服がある事によって何も考える必要などなく、朝起きれば、そのまま、いつもの学生服を着るだけでOKになります。それ程、楽な事はありません。
また、私服の場合、どうしても、家の裕福さによって差が出てきてしまいます。貧しい家の子供は、いつも同じ洋服ばかりとなり、結果、いじめに発展してしまう事も考えられるのです。そう言った点においても、貧富の差が出ず、いじめに発展しないと言う大きなメリットがある為、学生服の必要性は高いと言えると思います。
もともとの目的とは?
日本の公立小学校が学生服を導入した当初の目的は、「それぞれの家庭の経済格差が子どもの身なりに現れることを防ぐ」為だったと言われています。
これは、中学生の学生服においても同じことだと言え、もともとの目的としては、学生服によって、学生を縛ると言うようなマイナスの目的ではなく、経済格差を気にせず、勉強に集中する事ができる環境を作る為に学生服が導入されたと言えるのです。
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これからも制服は続く?
昔とは違い、ほとんどの家庭が同じ経済状況で暮らす事が可能となっている時代。その為、衣服において、さほど格差が出るといった事は少なくなっていると言えるかと思います。
その結果、従来の目的である「経済格差をなくす為の学生服の必要性」と言うものはなくなりつつあると言えるかもしれません。
しかし、今後、日本国内において、学生服がなくなると言う事はないかと思われます。理由としては、学生服を学生が着る事において、デメリットと言うものが考えにくい為だと言えるのです。
確かに「学生服は堅苦しい。」「スカートが苦手だ…。」などと言ったデメリットはあるかと思いますが、それよりもメリットの方が大きいと言える学生服。みんな同じ学生服を着ている為、個性を伸ばす事ができないと言う人もいるようですが、同じ洋服を着ていても、その中で個性を磨く事は十分に可能かと思います。
また、1日中、学生服を着ているわけではありません。洋服で個性を出したければ、放課後にすれば良いだけなのです。
そんな事よりも、学生服を着ている事で、気持ちを切り替える事ができる。また、経済格差が出ないなどと言ったメリットの方が大きいと言え、その事から学生服は今後も着続けられるものとなるかと思われます。
まとめ
以上が学生服の必要性となります。大人になってわかる事ですが、学生時代しか着る事がない学生服。本当に良いものだと思います。確かに堅苦しいイメージがあり、学生本人にすれば、嫌だと思っている人も多いかも知れません。
しかし、今しか着る事ができないものだと思えばどうでしょうか。急に親しみがわいてきて、学生服を大切にしたいと思うかと思います。たった数年間の学生服生活。必要性を十分に理解し、大切に着て欲しいと願います。
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