本を読むことに必要性はあるのか?子どもに説明できる?




読書離れが進む昨今に

もう十年以上も前から出版不況と言われ続けています。それだけ本を購入する人達が減り、結果的に読書人口もどんどん減少しています。
若い世代は特に、もう読書をする必要は無いのではないか、物語を読むのも知識を得るのもネットで十分じゃないか、と思っている人が多いでしょう。
しかし、それ以外の世代からすると本は読んだ方がいいと言われていますし、事実、本を読むことに必要性はあります。

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読書の必要性はなに?

本を読むことの必要性は読書が必要だと思っている人間の立場から言うと、四つに分けられます。

まず一つは、学ぶの手段としての必要性です。
自己啓発本や技術本、学習本などは学習用として特化したものですが、それ以外の本でも、ネットなどでは知れないような種々雑多かつディープな知識が本にはたくさん含まれています。深い知識を得ることもできますし、簡単なさわりだけでも、本を読むことで知ることは可能です。

二つ目は、日本語に触れ合うことです。
昨今は若い世代から上の世代まで、日本語がどうにもおかしい人達が増えてしまっています。日本人なのですから、自国の言葉に関してはもっと関心を持つべきでしょう。本を読むことでふだんは使わない、あるいはふだんは間違って使っている日本語や、日本語独自の表現などを知ることが出来ます。

三つ目は、作家や本を作っている人達の生活を支えられることです。
最近は節約とは違う、ケチとも取られない程にお金を使わないことが異常に大切にされていると思います。特に出版業界はこのあおりを一番受けている業界と言っても過言ではないでしょう。

しかし、人が本を買わなくなると作家や本を作る出版社の人達が生活できなくなり、どんどん価値のあるものが生産されなくなってしまいます。これを少しでも減らすためにも、やはり自分自身で本を購入すべきです。
そして、最後の必要性は本を読むのが楽しいことです。
やっぱり読書の一番大切なことは楽しいと思うことです。これがなければ学ぶこともなにもできやしないでしょう。

読書で得られる効果は?

読書で得られる効果にはいくつかのものがあると言われています。
知識や考え方の種類を増やして賢くなれること。読書で知れる様々な考え方に触れ合うことで人生により潤いが出ること。子供のころから読書をしていれば、集中力、理解力、共感力などの人として大切な能力が向上すること。脳の働きを活性化すること。
一例として挙げれば以上のようなものになりますが、実際に読書をしている人からするとまだまだたくさんあると思うはずです。

子供からの疑問「なぜ本を読む」にどう答えるべきか

子供時代に実際にそんな質問をして大人を困らせたことがある方、あるいは親になって子供にそんな質問をされて困ってしまった、と言う人は多いでしょう。
一つの例として挙げれば、本を読むことで楽しみ、面白いことが増えるからが一番いい答え方だと思います。

こんなことを言っても子供は納得しないと思われるでしょうが、そもそも、こんな質問をしてくる子供は、読書の必要性が分からない読書の何が面白いのか分からない、という子が多く、無理やり「賢くなれるから」「感受性が豊かになるから」などの理詰めで説明をしたところで、納得をすることはありません。

一応の答えとしては無難なことを言っておき、徐々に子供が読んでくれそうな本を買ってあげたり、子供の興味のあることに合わせた本を買ってあげると、子供も自然と本を読むようになり、楽しみを知れると思います。

タブレットと本どちらがいいの?

本の内容を知る、と言う側面から考えると正直なところタブレットだろうが、紙の本だろうがどちらでも同じことです。
なので、内容を知るという側面以外からどちらがいいかは考えるべきです。

タブレットの場合は手軽さやかさばらない点などが評価されることだと思いますが、その分画面のライトによって目に対して異常なダメージを与えてしまいます。特に子供に対しては、長時間のタブレットでの読書は目の成長を阻害する恐れがあります。
本の場合は、かさばったり、いちいち会に行かなければならなかったりと、面倒くささは確かにあります。

しかし、本屋さんや図書館で面白そうな本を探すことや、好きな場所で本を読んだり、買って読んでしまった本を売って次の本を購入するための軍資金にしたり、とタブレットにはない楽しみもあります。
絶対にどちらがいい、というのは個人が判断すべきです。好きな方を選びましょう。

まとめ

本を読むことの必要性はあるのか、と訊かれて絶対にあると答えるのは難しいことでしょう。
読まなくて困らないことも多くはありませんが、読んでいて困ることはありません。時間の無駄とも言う人もいますが、そんな利か損かみたいな考え方で読書をしても、はっきり言って無駄です。

本当に自分の力になること、自分自身の人生を生きるための肥やしになるのは、楽しんでできる読書からです。
将来のことを考えても、今の楽しみを考えても、読書の本当の必要性というは本を楽しんで読むことに他にはないのです。

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