皆さんは、電車に乗った時どこに座りますか?座れればどこでも良いという人もいますが、座席の角に座りたいという人もいます。
電車内が混んでいる時には空いているところに座っていた人も、すき始めるとわざわざ角の座席へ移動することがあります。
見たことがあるかもしれませんね。そのような人の心理はどうなっているのでしょうか。ここで覗いてみましょう。
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電車の角に座りたがる心理とは?
電車の座席の角に座りたがるのにはいくつか理由がありますが、その一つは知らない人と密接した空間にいるのが苦手だから、というものです。
特に、日本の電車は一人分の座席のスペースが決まっていないものもあります。
この場合、映画館や新幹線のようにひじ掛けもありません。となると、込み具合によっては結構近いのです。全く知らない人なのに、初対面でいきなり身体が当たるくらいに近い中過ごさなければならないのは、精神的にストレスとなります。
だからそれを少しでも軽減させるため、せめて片方だけは他人がいない空間を作りたいと思うのです。この心理は多かれ少なかれ誰にでもあるもので、過度の座席が空いてればそこに座りたいと思うのは自然なことです。
逆に、誰も座っていないのに座席の真ん中に座りたいと思う人は稀です。
また、他人に迷惑をかけたくないという心理が働く人は、人一倍角の席を好みます。他人からすれば迷惑と思っていないことも気になる場合、できるだけ気配を消したいと望みます。
人から見られているように感じることもあり、だから他人に迷惑をかけて怒られるくらいなら自分が迷惑を被った方が良いと考えていることも。そのような場合、両側に人がいれば身体的にも精神的にも大変窮屈に感じられます。
角の席ならその負担も半分に減り、片側だけ気にかけていれば良いと少し安心できるのです。
そして、身体休みたいな、と思っている疲れている状態の人も角を好みます。自分では無意識でもそこに向かってしまうのは、眠ってしまっても良いようにするためです。たまに、自分の方に頭を乗せてくるような人はいませんか?
これは大変不快な行動です。ですが、座席の角ならその方向へ頭を傾ければそのような行動を自分が取らなくても大丈夫になります。自分がされて嫌だとわかっているなら尚更、角の席の方が良いと思いますよね。
眠らないつもりでいても、もし寝てしまったらという想定も無意識のうちに考えているからそこへ足が向かうのです。
どんな性格の人か?
電車では角の席に座りがちな人には、特定の性格があります。もちろん傾向としてなので、これに当てはまらない人もいますが、大抵はうなずけるはずです。
例えば、人目が気になる性格の人は電車に限らず、学生時代は教室の隅の席を心地よいと思ったはずです。そこまで自分を見ていないと頭ではわかっているはずなのに、誰かと目が合うといつも自分からそらしたりするタイプの人は、座席は角が良いと思う傾向が強いです。
特に電車内というのは実はかなり特殊な空間で、初対面の人間が狭い空間に閉じ込められ、何か話すでもなく一定時間一緒に過ごします。しかも、自分の目の前には向こう側で座っている人間がおり、正面を向くだけで目が合ってしまいます。しかし、角の席なら少し目線をずらせばドアの方向に目が行き、外の景色を眺めることができます。
今は皆この視線合戦を確実に避けるため、スマホに目を落とすか寝るようになりましたね。これなら人目を気にする必要はないからです。
同じように、おとなしい性格で他人に対して人より気を使ってしまう人も角の席を好みます。主張が激しいと、自分を見てほしい、かまってほしいと思うことから、隅にいるより自分が中心に立ちたいと思います。
ですが、おとなしい性格の人というのは控えめであり、隅の方が落ち着きます。電車内でも気を張っているのは疲れるため、自分の落ち着く場所である座席の角を狙うのです。知らない人たちの中で悪目立ちしたくないという気持ちがあります。
別に座席の真ん中に座ったからといって目立つわけではないのですが、これは人間の習性でしょう。何かの真ん中は目立つ、そのサイドはそれよりも目立たない、さながら人気アイドルグループのようにとらえてしまうのです。よく言えば気配り上手な性格ですが、悪く言えば自意識過剰かもしれません。
まとめ
どうして電車に乗ると座席の角に座りたくなってしまうのだろうか、という疑問は解けたでしょうか。人間の心理を覗いてみると納得できることもあります。自分や他人が取る何気ない行動の裏には、無意識で働くものがあります。
それを読み解くことで自分自身の行動の意味を理解できたりします。電車は私たちになじみ深いもので、日常生活に深くかかわっているため興味深い話題だと思います。特殊な空間の中でどう振舞うかで、他人の性格や思っていることが少しわかるかもしれませんんね。
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